仏壇仏具使用時のご注意

■お仏壇のすえつけ方

(1)御仏壇は、水平を保つように置いてください。
水平に置かないと、扉や引き出しがスムーズに開閉できないことがあります。
内装の置物が倒れて、怪我の原因となることがあります。

(2)日光や冷暖房の風が直接当たらないようにしてください。
御仏壇は木製品です。水分や熱を嫌います。
仏壇自体の歪みの原因になったり、ろうそくの炎などで、火災の原因となることがあります。
(3)御仏壇は、地震などで倒れる場合がありますので建物の床、壁、天井などに固定金物で固定してください。

 

使用上の注意事項

引き出しをいっぱいに引き出すと、抜け落ちて怪我をすることがあります。

1. 引き出しや引き手の上に乗ったり、無理な力で引っ張らないでください。
2. ろうそく立て・花瓶などは、仏壇の大きさにあったものを使用してください。火災の原因となったり、倒れて怪我の原因となったりすることがあります。
3. ろうそく立て・お線香立ては、内壁・上部飾り物等から十分に離れた位置に置いてください。火災の原因となります。
4. 使用している木材は、防虫処理を施してありますが、万が一虫害を発見した場合は、直ちに連絡してください。放置しておくと虫害が拡大します。
5. 電気廻りの配線を変更する場合は、当社にご連絡してください。
6. 御仏壇には、漆を使用しています。アレルギー体質の方は、かぶれる場合がありますので注意してください(唐木仏壇は、漆を使用していません)。

 

■扉の開閉について

●扉の開閉は雨戸、障子の下部に手を添えてゆっくりと行ってください。金箔の部分に触れますと変色します。絶対に雨戸を手づかみにしたり、障子の小骨をつまんだりしないでください。
●三方開きの場合には、扉の重量で下がり気味になりますので、開閉は少し持ち上げるようにして行ってください。普段は、前開きにされた方が長持ちいたします。

 

水がこぼれたとき

仏壇に水は大敵です。
水がこぼれたのを放っておきますと、しみになります。
水がこぼれたときは、ただちにティッシュ(チリ紙)を置いて、水を吸い取るようにしてください。
絶対に拭きとったり、こすったりしないでください。拭きとったり、こすったりしますと金箔や金粉がはがれます。
根気よくティッシュ(チリ紙)を取り替えて、水分が無くなるまで吸い取ってください。